ファイバーリサイクルネットワーク(FRN)の活動により得られた収入は、会を運営するのに必要な事務所や倉庫の賃貸料などの事務所の運営に必要な経費とボランティアの方への交通費やお弁当代などの活動費に主に使われます。
その他に、FRN基金として積み立てられ、国内・海外のボランティア活動を行っている団体への支援金、および国内や海外で起きた大きな災害に対する義援金として使わせていただいています。
私達は1992年から、幾つかの生協、消費者グループ、市民団体、個人と故繊維回収業者で作る「綿'S倶楽部」と協力しあって、神奈川県内の回収拠点で古布・古着の回収活動を行ってまいりました。
資源の再利用・ゴミ減量・環境保全を目的に回収している古布・古着は、回収業者に引き渡され、まだ着られる洋服類は海外などで再利用されています。また傷んだものは、ウエスにしたり、反毛して、糸に戻してリサイクルされています。
また、回収品の中には、和服、帯、和装小物など和装品も多く含まれています。
この和服類は、まだ洋服などのように、リサイクルルートが多くありません。
そこでファイバーリサクルネットワーク(FRN)では、フリーマーケット、リサイクルきものフェア、講習会などを企画し再利用の提案をしています。
自主企画の「リサイクルきものフェア」では皆様から寄付という形で提供していただいたものや回収されたものの中の和服や帯、和装小物、端布などを皆様に低価格で提供し、再利用をしてもらっています。
また、他グループの参加協力により各種の講習会や作品の展示会なども行っています。
売上金の一部は、FRN基金と言う形で積み立て、国内外のボランティア活動を行っている他の団体の支援資金と災害発生時の義援金としてとして提供しています。
FRN基金は、1992年の設立から2020年度まで支援してきた累積金額は11,835,270円になりました。
2023年春のリサイクルきものフェア
会場の風景
会場風景